北朝鮮による拉致被害者の早期帰国に向けた支援を求めるため訪米していた被害者家族らが4日、帰国した。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で家族会代表の拓也さん(56)は羽田空港で報道陣の取材に応じ「日本側は絶対に譲れないということを共有できた。日米の連携が北朝鮮へのプレッシャーになると伝えられた」と手応えを語った。
拓也さんは、金正恩朝鮮労働党総書記に対して「勇気を持って判断を」と問題解決を訴える一方、日本政府には「本気度、覚悟が試されている」と指摘し、具体的な行動を起こすよう求めた。
拓也さんや超党派でつくる「拉致救出議員連盟」は4月29日から訪米していた。