5日、寺の法要に参加する韓悳洙前首相(右)と金文洙前雇用労働相=ソウル(聯合=共同)

 【ソウル共同】6月3日の韓国大統領選まで1カ月を切り、世論調査会社「リアルメーター」は5日、保守系候補を一本化する場合に誰がふさわしいか尋ねた調査結果を発表した。無所属の韓悳洙前首相が30・0%で、21・9%だった与党「国民の力」公認候補の金文洙前雇用労働相をリードしている。国民の力は一本化の推進組織を設置する。

 革新系最大野党「共に民主党」候補の李在明前代表が世論調査の支持率でトップを走る。保守陣営が対抗するには候補一本化が不可欠な情勢だ。

 リアルメーターの調査結果によると、勝敗の鍵を握る無党派層の30・5%が韓氏を支持したのに対し、金氏は11・9%だった。同社は韓氏が中道層の支持を集めやすく、一本化に有利だと指摘した。

 政党支持率は国民の力が前週比7ポイント増の41・6%、共に民主党が4・7ポイント減の42・1%で拮抗している。李氏の公職選挙法違反事件で最高裁が二審の無罪判決を破棄し、高裁に審理を差し戻したことが影響したとみられる。