福岡資麿厚生労働相は5日、太平洋戦争の激戦地パラオ・ペリリュー島を訪問し、日本人戦没者の遺骨収集事業について現地政府の担当閣僚と会談した。収集加速化に向けた協力を要請し、パラオ側と合意した。
厚労省によると、ペリリュー島では日本人戦没者約1万200人のうち、約2400人の遺骨が未収容。2024年9月に集団埋葬地が確認され、これまでに19柱相当の遺骨を見つけた。埋葬者数は1086人との資料があり、厚労省は25年度、関係予算を倍増させて収集体制を強化する。
会談では、メトゥール人的資源・文化・観光・開発相から、最大限の協力をする旨の発言があった。