聴覚障害者によるデフ陸上の日本選手権は5日、埼玉県の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で開幕し、男子100メートルは佐々木琢磨(仙台大職)が10秒87で優勝した。今大会は11月に東京を中心に開催される国際総合大会「デフリンピック」の日本代表最終選考会を兼ねる。2022年カシアスドスル大会金メダルの佐々木は、日本デフ陸上協会が定める選考基準に基づき、既に代表入りを確実にしている。
男子ハンマー投げは昨年の世界選手権で銅メダルの遠山莉生(筑波大)が57メートル61で制し、代表入りへ前進。女子400メートル、1500メートルでは岡田海緒(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)が2冠。