アーティスティックスイミング(AS)の日本代表が5日、東京アクアティクスセンターで行われた日本選手権のエキシビションでチーム・アクロバティックルーティン(AR)を披露した。見せ場のリフトでミスを続けて今夏の世界選手権(シンガポール)に不安を残し、宮川美哉ヘッドコーチは「散々だった。もう一回練習をやり直す」と険しい表情だった。
3、4回目のリフトでジャンパーが空中動作を完了できなかった。メダルなしだったパリ五輪から半数以上が入れ替わったこともあり、まだ仕上がっていない印象。主将の佐藤友花は「選手の重心を考えながら、バランスを見直していく」と土台が安定していないことを課題に挙げた。