ゴールデンウイーク期間の新幹線と航空各社の利用実績

 JR旅客6社は7日、ゴールデンウイーク(GW)期間に当たる4月25日〜5月6日の利用実績をまとめた。新幹線と在来線特急など主要線区の利用者は前年より3%増え、1312万3千人だった。国内航空各社も4月26日〜5月6日の利用実績を公表。国内線は前年とほぼ同じ333万5千人、国際線は14%増の68万2千人だった。各社は堅調な利用状況だったとみている。

 JR各社によると、東海道新幹線は5%増。東京―新大阪間の利用が好調で大阪・関西万博の効果もあったとみられる。このほか新幹線別では秋田4%、山陽3%、北陸はJR東日本とJR西日本の両区間とも3%、東北1%、上越1%とそれぞれ増えた。北海道と九州はほぼ変わらず、山形は2%減となった。

 空の便の国内線は、全日空、日航とも関西方面行きで搭乗率が8割を超えた。北海道、沖縄方面の利用も多かった。国際線では両社ともアジア方面が人気だった。全日空の担当者は、長期休暇が取りづらい曜日の並びだったため「近距離の旅行をする人が多かったのでは」と話している。