梅の名所として知られる岐阜県安八町外善光の安八百梅園で梅が見頃を迎え、町内外からの大勢の来園者でにぎわっている。快晴となった15日は、風にあおられて梅の香りや花びらが園内に舞っていた。
3・9ヘクタールの敷地に154種類、1200本以上の梅が植えられており、品種の多さでは全国屈指を誇る。今年は開花が例年より10日ほど遅かったが、最近の暖かさで一気に花開いた。幹付近から裂け、皮一枚でつながり、「ど根性梅」と名付けられた梅の木も満開の花を付けている。
園内のベンチで梅を眺めていた本巣市の主婦(37)は「初めて来たがこんなにたくさんの品種があるとは。満開までもう少しで、まだ長らく楽しめそう」、娘の児童(3)は「ピンクと白の花がきれい」と話した。