枝に止まり羽を休めるヒレンジャクの群れ=美濃加茂市太田本町

 岐阜県美濃加茂市太田本町の太田宿中山道会館周辺のエノキに、冬の渡り鳥ヒレンジャクが飛来している。今シーズンの初飛来は2月25日と例年に比べて1カ月以上も遅く、愛らしい姿を収めようと、写真愛好家らが連日、撮影に訪れている。

 ヒレンジャクは日本で越冬するスズメ目に属する渡り鳥で、体長は約20センチ。トサカのような立派な冠羽としっぽの先の緋色(ひいろ)が特徴。エノキに寄生するヤドリギの種子が大好物で、エノキの大木がある同会館の周辺に毎年のようにやって来る。

 同館を運営するNPO法人宿木の佐光重廣理事長(72)によると、観察している15年間ほどで飛来がなかった年は3年あり、今シーズンは諦めかけていたという。「ここ数日は10~20羽が飛来している。ヤドリギの種子はまだたくさんあるが、4月までいたことはないので、この1週間くらいで見納めではないか」と推測する。