人型ロボットによるハーフマラソン大会で、1位でゴールするロボット=4月、北京(共同)

 【北京共同】中国北京市は7日、記者会見を開き、人型ロボットによる「世界スポーツ大会」を8月に市内で開催すると発表した。陸上競技やサッカーなどの種目を通じて「運動能力や協調性」を競い合うという。習近平指導部は挙国体制でロボットや人工知能(AI)の開発を強化しており、国内外へ先端技術を発信する狙いがあるとみられる。

 北京市によると、人型ロボットが参加するスポーツ大会は「世界初」で、8月15〜17日の日程で開催される予定。競技は100メートル走やダンスなど約20種目に上る。スポーツ以外にも、物品の運搬や清掃といった実用的な技能をアピールするイベントも催される。