【ワシントン共同】ロイター通信は8日、ヘグセス米国防長官が、心と体の性が異なるトランスジェンダーの兵士らに6月6日までの自主的な離職を求めたと伝えた。応じなければ強制的に排除する措置を取るという。予備役は7月7日を期限とした。

 トランプ政権はバイデン前政権が取り組んだ多様性・公平性・包括性(DEI)重視の政策の見直しを進め、連邦最高裁が今月6日にトランスジェンダーの人を軍から排除する政権の方針を当面容認する決定を出した。

 下級審は憲法違反の可能性があるとして一時差し止めを命じたが、第1次トランプ政権時に保守化した最高裁が覆した。