優勝額贈呈式に出席した大の里=10日、東京・両国国技館

 大の里は3度目の優勝額に母校の新潟・海洋高の化粧まわし姿で初めて写った。「今の自分があるのは新潟のおかげだと思っている。6年間でお世話になり、土台をつくってくれた。その思いを大事にして選んだ」と言葉に実感を込めた。

 小学校卒業と同時に新潟県へ渡り、能生中と海洋高で鍛錬した。母校の校章が描かれた化粧まわしに「お金を募って、地域の方々が集めてくれた。この化粧まわしで優勝額を撮れたのは良かった」と思い入れを語った。

 贈呈式に訪れた海洋高相撲部の田海哲也総監督は優勝額を背景に大関と記念撮影。「感慨深い。新潟のみんなが喜んでくれる。夢見心地だ」と感無量の様子だった。