週明け12日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=147円台後半を付けた。約1カ月ぶりの円安ドル高水準。米中貿易摩擦が緩和するとの期待が高まり、円を売ってドルを買う動きが加速した。
午後5時現在は前週末比2円76銭円安ドル高の1ドル=147円91〜92銭。ユーロは91銭円安ユーロ高の1ユーロ=164円22〜29銭。
トランプ米政権による関税政策を巡り、米中が互いに関税を115%引き下げると伝わり、1ドル=146円台前半から円売りドル買いが膨らんだ。11日まで行われた米中の閣僚級協議が進展したとの見方から、12日朝から前週末に比べ円安ドル高基調で推移していた。