【ロンドン共同】英政府は12日、英国に移住するための条件を厳格化する方針を発表した。現行では原則として5年間在住して就労していれば永住権を申請できるが、期間が10年間に延長される。さらに全ての移住希望者に、より高い英語力を要求する。移民の多さに国民の不満が高まっており、政府が危機感を強めている。
永住権の申請では看護師、医師、エンジニアら高度な技能を持ち「経済や社会に貢献している」場合は申請までの期間が短縮される。
方針では、一定の収入に満たない労働者の家族帯同を制限する。学生が卒業後に滞在できる期間も短縮する。