埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県警は14日、現場近くの下水道管内で2日に見つかった遺体の身元を、千葉県八街市の男性運転手(74)と特定したと明らかにした。氏名は、遺族の希望などを理由に公表しなかった。陥没事故は1月28日に発生。男性は当初意識があり、消防隊員とやりとりができる状況だったが、その後は安否不明となっていた。
県警によると、死亡事故の場合は原則、氏名を公表する。今回非公表とした理由について、男性の死因が特定できておらず、死亡の直接の原因が事故なのかどうかが判断できないためだと説明した。