1972年の冬季五輪でスキージャンプ会場となった札幌市の大倉山ジャンプ競技場で17日、最大傾斜37度、標高差約130メートルのラージヒルを駆け上がるレースが開かれた。男・女の個人種目と4人一組のリレーがあり、計1700人超が約400メートルの急坂に挑んだ。
最高気温が25度に迫る陽気の中、出場者らはジャンプ台ふもとのスタート地点から飛び出すと、斜面に張られたネットや木製の足場をつかみ、四つんばいになりながら頂上を目指した。
今回、出場者の中で最高齢の会社員木村秀一さん(70)=同市=はゴール後「練習の成果が出た。スポーツに年齢は関係ない」と笑顔で語った。