福井県立大に4月に新設された恐竜学部の1期生33人が17日、フィールドワークとして初めて化石の発掘体験をした。同県大野市にある体験施設で、ゴーグルを着け、ハンマーとタガネで岩石を割り、教員と一緒に化石かどうかを調査。実際の化石と判明すると、学生から驚きの声が上がった。
アンモナイトの化石を発見したニクライ龍之介さん(18)は「目標通り発掘でき、満足」と笑顔を見せた。学生たちは同県勝山市にある恐竜化石の発掘現場も訪れ、露出した地層や岩石を観察した。
恐竜学を冠した学部は国内初で、県内の発掘現場を利用しながら研究する。