トランプ大統領=16日、アブダビ(ロイター=共同)

 【ワシントン、モスクワ共同】トランプ米大統領は17日、ロシアのプーチン大統領と19日に電話会談すると自身の交流サイト(SNS)で明らかにした。ウクライナ和平に向け、停戦や貿易について協議すると説明。その後、ウクライナのゼレンスキー大統領や北大西洋条約機構(NATO)加盟国とも議論するとした。

 トランプ氏は16日放送のFOXニュースのインタビューで、プーチン氏に米ロ首脳会談実施を改めて呼びかけていた。高官による協議を続けても意味はないとし、ロシアが停戦に応じない場合は経済制裁を強化する考えを表明。ロシアへの圧力を強めた。

 ロシアとウクライナは16日にトルコ・イスタンブールで、3年ぶりとなる高官級の直接交渉を実施。停戦への進展はなかった。仲介したトルコは双方が再協議することで原則合意したと表明。最大規模の千人対千人の捕虜交換にも合意した。ゼレンスキー氏が求める首脳会談にプーチン氏が応じるかどうかが今後の焦点。