経産省=東京・霞が関

 経済産業省が、バイオ燃料を最大10%混ぜて環境負荷を抑えたガソリンについて、2028年度から一部地域で先行導入する方針を固めたことが19日、分かった。30年度に本格供給を始める目標を掲げており、先行導入で輸送や安全性に関する課題を検証する。二酸化炭素(CO2)排出量が大きい自動車分野で脱炭素化に向けた取り組みを加速する。

 週内に開催する有識者会議でバイオ燃料の導入拡大に向けた行動計画を公表し、こうした方針を盛り込む。先行導入の対象地域は現時点で決まっておらず、今秋をめどに詳細を詰める。