米マイクロソフトのロゴ(AP=共同)

 【シリコンバレー共同】米IT大手マイクロソフト(MS)は19日、米実業家イーロン・マスク氏が率いるAI企業「xAI」のAIモデル「Grok」を自社のクラウド基盤「アジュール」で提供すると発表した。顧客企業が使えるAIの選択肢を増やして、利便性を高める。

 サティア・ナデラCEOは「一つのモデルだけでなく複数を組み合わせて使えるようになる」と語った。シアトルで19日に開幕した技術者向けの年次イベント「ビルド」に出席し、講演した。

 ナデラ氏は、人間の代わりにAI同士が役割分担しながら連携して業務を進める複数エージェントの仕組みを活用する企業が増えていると指摘した。