来日しているパラグアイのペニャ大統領が20日、広島市の平和記念公園を訪れた。「原爆の子の像」に折り鶴を供え、原爆慰霊碑に献花した。広島選出の岸田文雄前首相と会談し「世界の人々に、世界平和を強く訴えなければならない」と述べた。
岸田氏は「私の地元に足を運んでくれたことに感謝する」と語った。
ペニャ氏は会談後、原爆資料館を見学した。記者団の取材に「広島で起きたことは、全人類が記憶に残すべきだ」と強調した。
ペニャ氏は、大阪・関西万博での同国の「ナショナルデー」行事に合わせて、19〜23日の日程で来日している。
広島市によると、パラグアイの大統領が同市を訪問するのは初めて。