【北京共同】中国人民銀行(中央銀行)は20日、企業向け貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を0・1%引き下げ、3・0%とした。引き下げは昨年10月以来、7カ月ぶり。5月8日に主要政策金利の7日物短期金利を引き下げたことに連動した。
米国とは互いに関税を大幅に引き下げることで合意したものの先行き不透明感は強く、企業の資金調達コストを引き下げ、景気を下支えする。住宅ローン金利の基準となるLPRの5年物も0・1%引き下げて3・5%とした。
人民銀は8日、公開市場操作で金融市場に資金供給する際の7日物金利を0・1%引き下げ1・4%とした。