【ブリュッセル、ロンドン共同】欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は20日、ブリュッセルで記者会見し、EU加盟国がイスラエルとの貿易関係などを定めた協定の見直しを検討することで合意したと述べた。イスラエルが攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザの人道状況悪化を受けた措置としている。
英国のラミー外相も20日、イスラエルとの貿易協定更新の交渉を停止したと表明。ガザの人道状況が改善しなければ、さらなる対応に踏み切る方針も示した。議会で、イスラエルによるガザへの地上侵攻と支援物資の搬入停止を「過激で、危険だ。最も強い言葉で非難する」と語った。