京成電鉄(千葉県市川市)は21日、成田空港と押上駅(東京都墨田区)を結ぶ新型有料特急を導入し、2028年度の運行開始を目指すと発表した。同年度末までの完成を目指す成田の滑走路新設・延伸を前に、輸送力を増強することで増加する航空旅客需要に対応する狙い。
京成によると、成田への特急は上野方面と結ぶ「京成スカイライナー」が主力で、24年度の利用者は約840万人に上る。新型特急では、在来線の押上線を利用することで、京成グループのバス路線やホテルといった他事業を展開する押上方面の新規需要を獲得したい考えだ。
既に車両の設計に着手しており、詳細については順次公表するとしている。