NTTドコモは21日、冷や汗やハートといった平成時代のメールを彩った同社の絵文字が6月下旬以降に発売するスマートフォンでは使えなくなると発表した。1999年の提供開始から26年の歴史に幕を下ろす。
ドコモは、米グーグルの絵文字が世界的に普及しており「一定の役割を終えた」と説明している。グーグルや韓国サムスン電子の絵文字は引き続き使用可能。
ドコモ絵文字は2000年代に10代を中心に爆発的な人気を呼び、絵文字だけのメールや複数の絵文字を組み合わせる使い方も生まれた。16年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションに加わった。