【キーウ共同】国連開発計画(UNDP)と日本政府は21日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに、脚を失った負傷兵でも運転できる乗用車4台を寄贈した。トヨタ「カローラ」の特別仕様車で、手でブレーキやアクセルを操作できる。侵攻が長期化する中、ウクライナで増える障害者の自立を支援する狙いがある。
キーウ市内で開かれた引き渡し式典には中込正志駐ウクライナ大使が出席。「日本の強みを生かし、持続可能な未来への道を歩むウクライナを引き続き支援していく」と述べた。4台は南部オデーサ州、西部リビウ州などで、障害者が通う自動車教習所で使われる。