中国天津市で10年間にわたり建設が中断し野ざらしになっていた超高層ビルの工事が最近になって再開した。建設中断は中国不動産不況の象徴とされていた。天津は習近平国家主席やロシアのプーチン大統領が出席する国際会議を控えているため、工事を再開したとの見方がある。
ビルは高さ597メートルで、完成すれば国内3番目に高いビルになるとされる。建設現場では21日、出入り口に警備員が立ち、建設関係者らが出入りするのが確認された。ビル上部に設置されたクレーンには目立った動きは見られなかった。
中国メディアの報道によると、27年4月の完成を目指している。