馬の温泉として知られる福島県いわき市の日本中央競馬会(JRA)競走馬リハビリテーションセンターで22日、プール開きがあり、けがで療養中の競走馬がレース復帰を目指して初泳ぎした。
2023年の共同通信杯(G3)を制したファントムシーフなど2頭が手綱を引かれ、水温20度の屋外プールに勢いよく入水。「ブルルルッ」と鼻を鳴らしながら、1周40m、足が着かない深さ3mの真水の中を一生懸命泳いだ。訓練後は近くにある屋内の温泉で体を温めた。
馬のプール調教は、脚に負担をかけることなく筋肉を鍛え、心肺機能を高める効果がある。10月中旬ごろまで平日はほぼ毎日実施。無料で見学できる。