東京・永田町の自民党本部の看板

 自民党プロジェクトチーム(PT)は22日、地方創生につなげるため、在来線特急など幹線鉄道の高機能化に向けた調査を求める中間報告を大筋でまとめた。線路改良による在来線特急の高速化などを念頭に置いている。PTのこれまでの議論では、在来線を走る「ミニ新幹線」の秋田、山形両新幹線をトンネル整備などで改良する構想も浮上している。

 PTは、政府が近く策定する経済財政運営の指針「骨太の方針」に反映させ、具体策の検討を求めていく方針だ。

 中間報告は、地方創生や国土強靱化を実現するためにも、地域間の移動を一層促して経済を活性化することが重要と指摘した。