甲府労働基準監督署は22日、山梨県内の工場で従業員に労使協定(三六協定)の上限を超える違法な時間外労働をさせたとして、労働基準法違反の疑いで、菓子メーカーのシャトレーゼ(甲府市)と、同社部長職の男性(52)、当時部長職だった男性(46)を書類送検した。
書類送検容疑は2023年10月、山梨県北杜市の白州工場の従業員に年間の限度回数を超え、1カ月当たり45時間超の時間外労働をさせた他、12月に同県中央市の豊富工場の従業員に月100時間以上の時間外労働などをさせた疑い。
シャトレーゼの担当者は取材に「深く反省している。健全な労働環境整備のため取り組みを進める」とコメントした。