【カンヌ共同】フランスで開催中の第78回カンヌ国際映画祭で22日(日本時間23日未明)、世界の映画学校の学生作品を集めたラ・シネフ部門で田中未来監督の「ジンジャー・ボーイ」が第3位になったと発表された。
田中監督は東京都出身。社会人を経て映画監督を志し、本作は「ENBUゼミナール」の卒業製作だった。東京に異動した地方銀行の若手銀行員と、フリーターをしている高校時代からの友人との友情や衝突を描く。
受賞を受け、田中監督は「夢のように感じる。(観客が)人との関わりを見つめ直すような映画を作り続けていきたい」とコメントした。