クレーン車が歩道に突っ込んだ事故現場=24日午後2時33分、東京都葛飾区亀有
 クレーン車が歩道に突っ込んだ事故現場=24日午後2時20分、東京都葛飾区亀有

 24日午後0時40分ごろ、東京都葛飾区亀有2丁目の歩道に、クレーン車が突っ込んだ。警視庁亀有署によると、事故で子ども2人を含む男女計4人がけがを負って病院に搬送されたが、命に別条はないという。同署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いでクレーン車を運転していた60代の男を現行犯逮捕した。

 同署によると、けがを負ったのは、それぞれで自転車に乗っていた小学生ぐらいの男児と男性、歩行者の3、4歳ぐらいの男児と女性。別の親子とみられる。

 クレーン車はガードレールや電柱をなぎ倒しており、同署が詳しい状況を調べている。

 東京電力パワーグリッドによると、現場周辺の約千軒が停電した。近くに住む会社員平川桂子さん(50)は「大きな雷が落ちたようなドーンという音」を聞き、自宅が停電したという。「通学路にもなっているし、歩行者も自転車もよく通るところなので心配」と不安げに話した。