大の里(右)が押し出しで大栄翔を下す=両国国技館

 大相撲夏場所14日目の24日、既に2場所連続優勝で横綱昇進が確実の大関大の里に対し、角界からは称賛の声が相次いだ。

 史上最多の優勝45度を誇る宮城野親方(元横綱白鵬)は「右の使い方のうまさが群を抜いて光った」と称賛。大の里が日体大時代に入門を勧誘したことを明かし「どこの部屋に行っても横綱になったかな」と冗談を交えて大物ぶりを認めた。

 音羽山親方(元横綱鶴竜)は東西の両横綱による相乗効果を予測し「これでさらに盛り上がる。豊昇龍ももっと燃えてくると思う。優勝をこの2人で交互にするくらいに頑張ってほしい」と期待した。