「相馬野馬追」の甲冑競馬で疾走する騎馬武者=25日午後、福島県南相馬市

 国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統行事「相馬野馬追」は開催2日目の25日、最大の見せ場となる甲冑競馬と神旗争奪戦が福島県南相馬市の雲雀ケ原祭場地で行われた。今年から男女平等の観点を踏まえ「20歳未満で未婚」という女性の出場条件が撤廃され、女性の騎馬武者も活躍。約3万5千人の観客を沸かせた。

 甲冑競馬では計48人が7レースに分かれ、先祖伝来の旗をなびかせながら疾走し、順位を競った。

 相馬野馬追は相馬氏の遠祖とされる平将門が、放った野馬を敵に見立てて軍事演習をしたのが起源とされる。行事は26日まで。