改正戸籍法が施行される26日から、戸籍に記載される氏名の読み仮名の確認が始まる。本籍地の市区町村から届く通知はがきが基本的な確認方法となるが、マイナンバーカード所有者は「マイナポータル」を使ってオンラインで確認や変更が可能で、通知はがきが手元になくても手続きできる。
マイナポータルはカード取得者向けのサイト。26日以降、戸籍に記載予定の読み仮名をポータルの画面で確認できるようになる。
予定される読み仮名が正しければ届けは不要だが、間違っている場合は1年以内(2026年5月25日まで)に正しい読み仮名を届け出る必要があり、マイナポータルの画面から手続きを進める。ポータルを使わない場合、市区町村の窓口に出向くか郵送で届け出る。
戸籍への読み仮名記載で、行政機関が住民情報をデータベースで管理する際などに処理がしやすくなる。住民票の写しやマイナカードにも読み仮名を記載できるようになり、本人確認の精度向上も期待される。