厚生労働省が27日公表した人口動態統計(速報値、外国人を含む)によると、2025年1〜3月に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は、前年同期比4・6%減の16万2955人だった。少子化傾向に歯止めがかからない。同6・4%減の17万804人だった24年1〜3月と比べると減少幅は縮小した。24年通年は過去最少の72万988人だった。
厚労省は6月に日本人だけを対象とした人口動態統計の「概数」の24年出生数を公表予定で、初めて70万人を割る可能性が出ている。
25年1〜3月の婚姻数は、3・9%減の13万1332組。死亡数は5・7%増の46万6672人で、自然減は30万3717人だった。