記者会見する沖縄県南城市の古謝景春市長=28日午後、南城市

 沖縄県南城市の古謝景春市長(70)は28日、記者会見を開き、市が設けた第三者委員会が市長のセクハラ行為を認定し、辞職を提言したことについて「事実と異なる点が多くある」と反論した。「辞職は考えていない」と明言し、来年2月の任期満了まで続投する意向を示した。

 一方、職員の手や肩に触れる行為はあったと認め「激励のつもりだった。不快に思われた職員におわびする」と語った。

 第三者委は被害女性らと古謝氏へ聞き取り調査を行い、職員に対して出張先のホテルの部屋でキスをしたことなどを認定した。

 古謝氏は2006年に南城市長に就任。現在通算4期目。