岐阜県関市がご当地映画の製作会社に交付した補助金の全額返還を求めている問題で、市は2日、製作会社「IROHA STANDARD(イロハ スタンダード)」(兵庫県豊岡市)が偽造した書類を市に提出したとして偽造私文書行使の疑いで同社の系谷(けいたに)瞳代表取締役(43)を関署に刑事告訴した、と明らかにした。5月30日付。署は受理した。併せて同社などを相手取り補助金2千万円の全額返還を求める民事訴訟を起こす意向も示した。山下清司市長は「犯罪行為は見過ごすことができない」と判断の理由を語った。
市などによると、イロハ社は補助金の交付にあたって映画製作で支出した経費を記した「実績報告書」を市に提出しているが、その中に偽造した請求書が添付されていた疑いがある。
一方、...