観客の目の前を駆け抜ける競走馬。コースとスタンドの距離が近い=羽島郡笠松町、笠松競馬場
場内にはためく「ウマ娘シンデレラグレイ」のキャラクターのぼり旗。写真は食いしん坊のオグリキャップ
丸金食堂の店先に並ぶどて煮や串かつ
丸金食堂のきしめん
正門横にたたずむオグリキャップ像
笠松競馬場脇の堤防。「ウマ娘」ではオグリキャップがトレーニングで走っていた風景として登場

 岐阜県羽島郡笠松町の笠松競馬場が、アニメ聖地として新たな注目を集めている。4月からテレビ放送中の「ウマ娘シンデレラグレイ」は、笠松から中央へはばたいた名馬「オグリキャップ」がモチーフ。競馬未経験の記者が“聖地巡礼”をしてみた。

 1934年開設で、場内は昭和の風情。今年は生誕40周年というオグリキャップの銅像が正門横に立つ。馬場の奥には木曽川の堤防と鉄橋、もちろんコースやスタンドの雰囲気も「ウマ娘」の主人公オグリキャップが鮮烈に駆け抜けた「カサマツレース場」そのものだ。

◆さびまで再現

 県地方競馬組合の上谷禎之企画広報課長は「アニメではスタンドのさび具合まで...