引退間近のJR311系電車。最後の姿を記録しようと東海道線の沿線に出向くと、立体交差がからんだ複雑な形状の踏切を見つけました。大垣市荒尾町の木呂(きろ)踏切。一見すると「変な踏切」では、地形と戦争によって姿を変えていった線路が絡み合っていました。


東海道線の大垣-米原駅間では、昼間は30分に1本の普通列車が走ります。特急列車や貨物列車も通過していきます。
東海道線は基本的に複線。踏切では通常、上下線が並びます。

ところが、この踏切を通過するのは、下り列車ばかり。少し間隔を開けて並んだ2本の線路は、いずれも東海道線下り線です。しかも、特急列車、貨物列車と普通列車とで、通る線路が違います。
踏切の後ろは築堤があります。ここを通る線路は何でしょう?...