東京都渋谷区で行われた「プライドパレード」=8日午後

 LGBTQ(性的少数者)や障害者などのマイノリティーが直面する人権問題の解決を目指し、当事者や支援者らが街を練り歩く「プライドパレード」が8日、東京・渋谷で行われた。性的少数者の社会運動のシンボルである虹色の旗をはためかせながら、約1万5千人が約2キロを歩いた。

 参加したトランスジェンダーの30代会社員は「楽しかった。こういったイベントは当事者の心の支えになると思う」。20代の女性会社員は「全ての人に婚姻の自由が認められる世の中になってほしい」と語った。

 主催したNPO法人によると、前身のパレードは1994年に東京で始まり、現在は全国各地に広がっている。