札幌市の大通公園で4日に始まった「YOSAKOIソーラン祭り」が8日、閉幕した。期間中、国内外から参加した約270チーム、約2万7千人が鳴子を手に、北海道の民謡ソーラン節に合わせて熱気あふれる演舞を披露。大賞には愛知県犬山市の「じょう(『笑』に濁点)」が輝いた。
7、8日は観客が飛び入り参加できる会場が6年ぶりに設けられ、観光客らが踊り子に教わりながら挑戦した。大学時代の友人と8日に訪れた長野県松本市の会社員大山優一さん(25)は、以前に参加した経験があるといい「観客は踊れる機会がなかなかない。久しぶりでうれしい」と笑顔。
子ども2人と一緒に踊った栃木県足利市の会社員矢内清仁さん(30)は「とても楽しかった。子どもたちも好きになってくれれば」と語った。
YOSAKOIソーラン祭りは、高知県のよさこい祭りとソーラン節を融合し、1992年に始まった。今年で34回目。