TKO勝ちし、2団体王座統一を果たした中谷潤人=有明コロシアム
 3回、西田凌佑(右)を攻める中谷潤人。TKO勝ちし、2団体王座統一を果たした=有明コロシアム

 ボクシングの世界バンタム級王座統一戦は8日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ボクシング評議会(WBC)王者の中谷潤人(M・T)が国際ボクシング連盟(IBF)王者の西田凌佑(六島)に6回終了TKO勝ちし、2団体王座統一を果たした。

 中谷は序盤から右アッパーや左の強打を浴びせた。西田も的確な防御で対抗して連打を放ったが、右肩を脱臼して6回終了後に陣営が棄権を申し出た。

 中谷が31戦全勝(24KO)、西田が11戦10勝(2KO)1敗。

 日本人チャンピオン同士の世界2団体王座統一戦は、3月にフライ級で寺地拳四朗(BMB)がユーリ阿久井政悟(倉敷守安)にTKO勝ちしている。