9日に公開されたウクライナ人の捕虜たちの姿(ゼレンスキー大統領の通信アプリから・ロイター=共同)

 【モスクワ、キーウ共同】ロシア国防省は9日、ウクライナと2日に行った直接交渉での合意に基づき、捕虜交換を実施したと発表した。交換は双方が「同数」だとし、具体的な人数には言及しなかった。ウクライナのゼレンスキー大統領も捕虜交換を行ったと通信アプリに投稿。今後数日間で段階的に実施するとし、今回の対象は重傷者や25歳未満の捕虜だと説明した。

 ロシアも2日の合意に基づく捕虜交換の第1弾だとしており、5月に実施された千人対千人の捕虜交換を上回り、最終的に2022年2月のロシアの侵攻開始以降最大となる可能性がある。