気象庁

 停滞する梅雨前線の影響で、西日本を中心に大雨になるとして、気象庁は11日、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼びかけた。九州南部では72時間降水量が400ミリを超えている所があり、少しの雨でも災害の危険度が高まる恐れがある。落雷や竜巻などへも注意が必要だ。

 気象庁によると、11日は梅雨前線が西日本から東日本に停滞する。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる。12日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、東海100ミリ、関東甲信、近畿、四国、九州南部80ミリ。