就職情報会社マイナビが、2026年に卒業予定の大学生・大学院生を対象に、人工知能(AI)の利用状況を調べたところ、66・6%が「就職活動で使ったことがある」と答えた。用途では、志望企業に提出するエントリーシート(ES)の準備などを挙げる声が多かった。指示に応じて自然な文章を作る生成AIが、学生の間で急速に普及していることが背景にありそうだ。
調査は4月25〜30日にインターネットを通じて行い、1385人から有効な回答があった。内訳は「就活でも、就活以外でも使ったことがある」が62・3%で「就活でのみ使ったことがある」が4・3%だった。
「就活以外では使ったことがある」は16・1%で、これを含めると全体の8割超がAIの利用経験があると答えた。
就活でのAIの使い方を複数回答で尋ねると、「ESの推敲」が68・8%で最多。自己分析や面接対策での活用も目立った。使う理由では「作業時間の短縮」がトップだった。