石川県は11日、能登半島地震の災害関連死に関する審査で、9人を新たに認定すると決めた。関連死は新潟、富山両県の11人を含めて計388人となる見通し。地震による死者の累計は、建物倒壊などによる「直接死」228人と合わせて616人に上る見込み。

 石川県と七尾市、輪島市、穴水町が合同で計17人を対象に審査した。認定が決まったのは七尾市3人、輪島市5人、穴水町1人。各市町が近く正式に認定する。

 3市町の計5人は地震と死亡の因果関係が認められなかったとして不認定となった。七尾市と穴水町の計3人は審査を継続する。