【キーウ共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は11日、ロシア軍が、ウクライナ東部での戦闘に導入する有線型無人機の航続距離を1年間で2倍の約40キロまで延ばしたと報じた。安全な位置からウクライナ軍の補給路を攻撃することで、東部の占領地域を拡大。ロシア軍が侵入を主張する東部ドニプロペトロウスク州方面への攻勢につなげたもようだ。
ウクライナの前線では、無人機による攻防が主流になっている。双方が電子戦システムで妨害電波を出し、無力化を図るが、光ファイバーのケーブルを備える有線型は妨害電波の回避が可能。ロシアは有線型を大量生産して前線に投入しており、改良も進めている。