名鉄広見線(新可児―御嵩間)の2026年度以降の存廃の判断を、今年6月末までに沿線の岐阜県可児市、加茂郡八百津町と協議して決定するとしていたことを巡り、可児郡御嵩町の渡辺幸伸町長は11日、「丁寧に合意形成のプロセスを経ていくためには、6月中に結論に至るのは困難」と述べた。各自治体の事情や、存続の際の財源確保策を理由にしている。

 渡辺町長は5月、みなし上下分離方式による鉄道存続を目指すとの方針を住民に示し、町議会も存続を求める決議を採択した。

 この日の町議会一般質問で、...