【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザで人道支援物資を配給する団体「ガザ人道財団」は12日、現地スタッフが移動中に襲撃を受け、少なくとも8人が死亡したと発表した。イスラム組織ハマスの攻撃だったと主張した。財団は米イスラエルが主導して設立。5月27日の配給開始以降、財団側で死者が出るのは初めてとみられる。
配給拠点周辺ではイスラエル軍による発砲で住民の死傷者が相次いでおり、混乱が拡大するのは必至だ。財団は物資配給を継続するとしている。パレスチナ通信によると、北部ガザ市南郊の配給拠点近くでは12日もイスラエル軍の銃撃があり、13人以上が死亡した。