日本郵便北海道支社は12日、道内の6カ所の簡易郵便局を5月下旬以降、順次一時閉鎖していると明らかにした。業務委託契約を結んでいる各自治体が直接運営せず、第三者に再委託していた疑いが生じ、銀行法や契約に違反する可能性があるためだとしている。
同社によると、一時閉鎖が始まったのは、幌加内町の1局が5月22日から、島牧村の4局と知内町の1局が6月6日から。契約内容を確認する中で問題を把握したという。幌加内町によると、町内の1局については再委託の事実はなかったと判明し、近く再開できる見通しという。
島牧村によると、閉鎖した村内の4局ではいずれも地域住民に業務を再委託していた。